雪妙のニキビへの効果と副作用、塗り方について!
雪妙はチベン製薬株式会社が製造しているかゆみ、やけど、じんましんなどに効く塗り薬です。薬局やドラッグストアでも1本(35g)1700円で売られております。
雪妙の中身は白色のクリームで匂いやべたつきは特にありません。ニベア青缶のような感じでとても使いやすいとされます。
そしてこの雪妙はニキビに対しても効果があるとされます。特に炎症の強いニキビに対して効果があるとされます。
ここでは雪妙のニキビへの効果と副作用、塗り方についてお伝えします。
雪妙のニキビへの効果
雪妙には有効成分として酸化亜鉛、dl-カンフル、dl-メントール、ジフェンヒドラミン、竜脳が配合されています。これらの成分がどのようにニキビに効くのか解説したいと思います。
①酸化亜鉛
この酸化亜鉛にはニキビに対して抗炎症作用と皮膚保護作用の2つが得られるとされます。
抗炎症作用によって亜鉛華軟膏を塗ることで酸化亜鉛が浸透して、赤ニキビやニキビ跡の炎症を鎮静させることができます。ただし酸化亜鉛は非ステロイドなので抗炎症作用としての効き目はステロイドよりも劣ってしまいます。
そしてケロイド状のニキビの汁を吸収して、患部を保護する作用があります。これによりケロイド状のニキビや化膿を伴うなどの治りを早めることができます。
この酸化亜鉛を配合した皮膚科の薬には亜鉛華軟膏などがあります。
会社:小堺製薬
有効成分;酸化亜鉛
値段:1gあたり2.67円
用法用量:1日2回洗顔後にニキビ部分に塗るようにする
②dl-カンフル
dl-カンフルは酸化亜鉛と同様にニキビに対して抗炎症作用の効果があるとされます。雪妙はニキビの中でも特に抗炎症作用があると言えますね。
③dl-メントール、ジフェンヒドラミン
そしてdl-メントールとジフェンヒドラミンはかゆみを引き起こすヒスタミンを阻害する働きを持っています。これによりニキビに伴うかゆみを軽減することができます。
④竜脳
竜脳は生薬の一種で塗り薬に配合されているのは非常に珍しいです。この竜脳が浸透することによって、ニキビに伴う痛みの症状を軽減することができます。
さらに雪妙には白色ワセリン、パラフィン、オリブ油などの保湿成分も含まれているため乾燥によるニキビも予防改善することができます。
以上のように雪妙はニキビに対して効果があるとされます。ただし雪妙には殺菌作用がないため、ニキビの元であるアクネ菌は残ったままになっています。
雪妙のニキビへの効き目
雪妙を塗ることによってどれくらいでニキビに効くのかについてですが、
・肌の保湿としては2~3日ほどで保湿されていきます。
・赤ニキビに対してはおよそ1~2週間ほどで鎮静されていきます。
・ニキビ跡の赤みに対してはおよそ2~3週間ほどで改善されていきます。
・ニキビに伴うかゆみ、痛みに対して3~5日以内には軽減されていきます。
以上のように雪妙にはニキビに対して効いていきます。炎症のあるニキビに対しては非常に効き目が高いです。
雪妙の副作用について
雪妙には薬用成分を配合しているため副作用が生じることもあります。
特に起こる可能性のある副作用としては皮膚のかぶれ、発疹、炎症などが挙げられます。もし起きたら使用は控えるようにしましょう。
ただしステロイド、抗生物質などは含まれないため、そこまで重い副作用が生じることはないので安心してください。
雪妙のニキビへの塗り方について
雪妙でニキビを治す場合の塗り方についてですが、
①雪妙でニキビを治す場合には1日2回朝と夜の洗顔後に塗ります。化粧水をお使いなら雪妙の使用前に使いましょう。
②体のニキビに対して塗る場合には1日1回ニキビ部分にのみ塗るようにしていきます。
③雪妙を塗る場合にはそのまま手に取って、ニキビ部分にのみに塗るようにしていきます。
④ニキビに塗った後は特に何もしないで放置するようにしましょう。もし副作用が生じた場合には水で洗い流して使用は控えましょう。
⑤赤ニキビには2週間、ニキビ跡には4週間は使うようにしていきましょう。それでも効果がなければ使用は控えるようにしましょう。
以上のように雪妙はニキビに対して使うようにしていきます。ニキビが治った後は雪妙の使用は控えるようにしてください。
雪妙には竜脳など珍しい成分が含まれ、炎症のあるニキビに対しては試してみる価値があります。
ということで雪妙のニキビへの効果と副作用、塗り方についてでした。