ゲルナート軟膏のニキビへの効果と副作用、塗り方!
ゲルナート軟膏は岩城製薬が製造している塗り薬で湿疹やおでき、化膿などの症状に用いられます。
薬局やドラッグストアでは売られておらず、皮膚科を受診する必要があります。ゲルナート軟膏の値段は1gあたり8.2円となっています。
そしてこのゲルナート軟膏はニキビに対して効果があるとされます。特に化膿を伴うニキビなどによく処方されますね。
ここではゲルナート軟膏のニキビへの効果と副作用、塗り方についてお伝えします。
ゲルナート軟膏のニキビへの効果
ゲルナート軟膏がなぜニキビに対して効果があるのかというと、ゲンタマイシン硫酸塩という有効成分が配合されているからです。
このゲンタマイシン硫酸塩はアミノグリコシド系の抗生物質の一種で、アクネ菌がタンパク質と合成して繁殖するのを防いでくれます。これによって根本的にニキビを治すことができます。
特に市販のニキビ薬では殺菌できない皮膚の深層のアクネ菌も殺菌できるためニキビ跡も改善することができます。
その他にもゲルナート軟膏のゲンタマイシン硫酸塩はおでこのぶつぶつ、背中ニキビを起こすマラセチア菌、化膿ニキビ、黄ニキビなどを起こす黄色ブドウ球菌を殺菌することができます。
以上のようにゲルナート軟膏はあらゆるニキビに対して効果があるとされます。
ゲルナート軟膏のニキビへの効き目
ゲルナート軟膏を塗ることによってニキビに対してどれくらいで効くのかというと、
①白ニキビや黒ニキビなどの初期ニキビの場合には3~5日ほどで改善されていきます。
②赤ニキビやニキビ跡の赤みの場合には1週間で小さくなっていきます。
③ニキビ跡の場合には1か月ほどで改善されていきます。
④おでこのぶつぶつ、背中ニキビなどはおよそ2週間ほどで目立たなくなってされていきます。
⑤黄ニキビや化膿ニキビなどの場合には3週間ほどで改善されていきます。
以上のようにゲルナート軟膏はニキビに対して効いていきます。
ゲルナート軟膏の副作用について
ゲルナート軟膏には抗生物質が配合されているので、副作用が生じる可能性があります。
特に起こりやすい副作用としては皮膚のかぶれ、発疹、発赤、かゆみなどが生じる可能性があります。もし副作用が生じたら数日は使い続けて、それでも生じる場合には使用を控えましょう。
また抗生物質は長期的に塗ることで、効き目が落ちてしまうというデメリットがあります。通院しながら医師が確認していきますが、効き目が落ちたら使用を控えていきます。
ただしそこまで副作用が生じるわけではないので、そこまで心配しないでください。
ゲルナート軟膏のニキビへの塗り方について
ゲルナート軟膏でニキビを治すための塗り方について解説したいと思います。
①1日2回洗顔後にニキビ部分に塗るようにしていきます。化粧水をお使いならば化粧水を塗ってから使いましょう。
背中などの体のニキビに対して塗る場合には1日1回入浴後に塗るようにしていきます。
②ほんの1mmを指先に手に取って、ニキビ部分に塗っていきます。赤ニキビにはちょんとちょんと塗り、ニキビ跡にはなじませるように塗ります。
ゲルナート軟膏の中身は透明なゲルになっております。匂いなどはありませんが、あまり塗りすぎるとべたついてしまいます。
③ゲルナート軟膏を塗った後は触らないようにして、放置しましましょう。塗った後には違和感を感じた場合には水で洗い流していきましょう。
④赤ニキビに塗る場合には2週間、ニキビ跡には1か月ほど塗っていき、それでも改善されなければ使用は控えましょう。
以上のようにゲルナート軟膏はニキビに対して使用していきます。使い方は個人差があるので、医師に確認していきましょう。
もしゲルナート軟膏を使用したい場合には皮膚科を受診していきましょう。
ただこのゲルナート軟膏はゲンタシン軟膏のジェネリック薬品となります。そのため病院では先発品であるゲンタシン軟膏の方がニキビに対してよく処方されます。
会社:MSD株式会社
値段:1本(10g)あたり300円
有効成分:ゲンタシ硫酸塩
用法用量:1日2回洗顔後にニキビに塗るようにしましょう。
しかしどちらも配合成分は同じゲンタシ硫酸塩が配合されているため、ニキビへの効き目は同じとされますので安心してください。
ゲルナート軟膏のゲンタマイシン硫酸塩はあらゆるニキビに効くので試してみる価値はあります!
ということでゲルナート軟膏とニキビへの効果、副作用、塗り方についてでした