ケラチナミンコーワクリームのニキビへの効果と塗り方!
ケラチナミンコーワクリームは興和株式会社が製造販売している、アトピー肌や落屑、粉吹き肌に対して効果的な塗り薬です。
ケラチナミンコーワクリームの中身は保湿クリームのように白色のクリームとなっています。薬局やドラッグストアでも売られております。値段は60gで1500円となっています。ジェル状のケラチナミンコーワ軟膏もあります。
そしてこのケラチナミンコーワクリームはニキビに対して効いていきます。ここではケラチナミンコーワクリームのニキビへの効果と副作用、塗り方についてお伝えします。
ケラチナミンコーワクリームのニキビへの効果について
ケラチナミンコーワクリームの成分をまずは見てみましょう。
有効成分:尿素(全体の20%配合)
添加物:ワセリン、流動パラフィン、セタノール、ステアリルアルコール、ポリソルベート60、ステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、グリシン
特にニキビに対しては尿素、ヒマシ油がニキビに効いていきます。それぞれどのように効いていくのでしょうか。
①尿素
尿素は肌に悪そうなイメージがあるかと思いますが、正式にはNMF(天然保湿因子)という保湿成分のひとつです。汗にも含まれる保湿成分です。
皮膚に浸透することによって、細胞間を保湿させることができます。特に乾燥によってできるニキビに対しては効果的です。
また尿素はケラチンというタンパク質を分解する作用があります。そして皮膚の角質はケラチンでできています。
そのためケラチナミンコーワクリームを塗ることで、ケラチンを分解して古い皮膚を落とすことができます。これによって毛穴の詰まりを解消してくれます。
またこの尿素を主成分とした皮膚科の薬にウレパールクリームというものがあります。
会社:大塚製薬
有効成分:尿素
値段:1gあたり6.6円
②ヒマシ油
ヒマシ油は蓖麻子(ひまし)という種子から抽出された成分のことです。このヒマシ油にはビタミンEとビタミンB2が豊富に含まれています。
ビタミンEには抗酸化作用と新陳代謝の活性化があります。抗酸化作用によって、ニキビの炎症や肌荒れに対して効いていきます。また新陳代謝を高めることで、肌のターンオーバーが促されニキビ跡そのものも改善されていきます。
またビタミンB2が不足すると口周りや顎周りのニキビができるため、ケラチナミンコーワクリームによってそれらのニキビを改善することができます。
以上のようにケラチナミンコーワクリームはニキビに対して効いていきます。ただしケラチナミンコーワクリームには殺菌作用がないためアクネ菌は残ってしまいます。
ケラチナミンコーワクリームのニキビへの効き目
ケラチナミンコーワクリームはニキビに対してどのように効くのかというと、
・皮膚の角質はおよそ2~3日ほどで落ちてしまいます。保湿は塗ってすぐに実感できるでしょう。
・抗酸化作用によって口周りのニキビや肌荒れは1週間ほどで効いていきます。
・新陳代謝によってニキビ跡は1か月ほどで改善されていきます。
以上のようにケラチナミンコーワクリームはニキビに効いていきます。白ニキビや黒ニキビなどの軽度のニキビであれば、ケラチナミンコーワクリームの尿素によって芯が溶けて、改善される期待も持てますね。
ケラチナミンコーワクリームの副作用について
ケラチナミンコーワクリームには刺激性の強い成分は含まれておらず、尿素も肌にやさしい成分です。そのため副作用が起こるリスクは少ないです。
ただし稀にですが、皮膚のかゆみ、発疹、発赤などの症状が起きる場合があります。数日使い続けても生じる場合にはケラチナミンコーワクリームの使用は控えましょう。
ただし敏感肌の方でも使用できますし、薬というよりも保湿クリームに近いのでそこまで副作用の心配はしないでください。
ケラチナミンコーワクリームのニキビへの塗り方について
ケラチナミンコーワクリームでニキビを治すための使い方についてですが
①ケラチナミンコーワクリームは基本的に1日2回洗顔をした後に塗っていきます。※化粧水を使っている人は化粧水後
また体のニキビや乾燥に使用する場合には、1日1回入浴後に塗っていきます。
②ニキビに塗る場合には、少量を手に取ってニキビ部分になじませるように塗るようにしていきます。
③ケラチナミンコーワクリームを塗った後は殺菌作用のある薬を塗っても構いません。塗ったら、触らずに放置しましょう。
④通常の赤ニキビに対しては2週間、ニキビ跡には1か月塗るようにします。それで効果がなければ使用を控えましょう。
以上のようにケラチナミンコーワクリームはニキビに対して効いていきます。ニキビが治った後も使用することができます。
ケラチナミンコーワクリームは尿素という通常の保湿成分とは違って特殊な成分なので、試してみる価値はあるでしょう。
ということでケラチナミンコーワクリームのニキビへの効果と副作用、塗り方についてでした