アンフラベート軟膏のニキビへの効果と副作用、塗り方!
アンフラベート軟膏は日医工株式会社が製造しており、皮膚炎、蕁麻疹、湿疹に対して効果のあるステロイド軟膏となっています。
アンフラベート軟膏の中身は半透明状のゲルになっており、匂いやべたつきというのはほとんどありません。
薬局やドラッグストアでは売られておらず、皮膚科でのみ処方されます。薬価は1gあたり13.8円となっています。
そしてこのアンフラベート軟膏はニキビ、ニキビ跡に対しても効いていきます。特に皮膚科では炎症の強いニキビに対して処方されることが多いです。
ここではアンフラベート軟膏のニキビへの効果と副作用、そして塗り方についてお伝えします。
アンフラベート軟膏のニキビへの効果
アンフラベート軟膏がなぜニキビに対して効果があるのかというと有効成分としてベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステルというハロゲン系の抗生物質が配合されています。(以後ベタメタゾンとします)
ベタメタゾン
アンフラベート軟膏を肌に塗ることによって、ベタメタゾンが皮膚ホルモンのコルチゾンと類似した働きをします。具体的には肌の免疫作用を向上させ、さらに皮膚の代謝を向上させます。
これによって抗炎症作用を促してニキビ跡の赤みや赤ニキビを鎮静させることができます。
また収れん作用はタンパク質の変性させる作用も持っています。これにより血管や皮膚組織を収縮させることによって皮脂の分泌を抑える効果も得られます。そのため白ニキビや黒ニキビ、思春期ニキビなどを予防することができます。
ベタメタゾンの強さ
ステロイドには強さを示す数値として1群(最強)~5群(最弱)の5段階に分けられています。そしてアンフラベート軟膏のベタメタゾンは2群(強い)とされます。
ステロイド軟膏の中でも刺激が強いため、体のニキビに対しても使用することができません。ただしアンフラベート軟膏は敏感肌の方は使用することができません。
白色ワセリン
アンフラベート軟膏には白色ワセリンという天然の保湿成分が配合されています。
ステロイドは肌を乾燥させてしまうのですが、白色ワセリンによって予防することができます。また肌を保湿させることによって乾燥による大人ニキビに対しても効果があります。
以上のようにアンフラベート軟膏はニキビに対して効いていきます。ただし殺菌作用はないため、黒ニキビ、白ニキビには効果がありませんし、アンフラベート軟膏だけでニキビ跡を完治させることは難しいです。
アンフラベート軟膏のニキビへの効き目
アンフラベート軟膏をニキビに塗ることでどれくらいで効いてくるのかというと
・赤ニキビであれば3~5日間ほどで鎮静されていきます。
・ニキビ跡の赤みであれば2週間塗ることで炎症が改善されていきます。
・また塗っている間は皮脂分泌が抑えられニキビが予防されていきます。
以上のようにアンフラベート軟膏はニキビに効いていきます。強さが2群(強い)ため非常に即効性が高いと言えます。
ベタメタゾンを私のニキビに試した感想
アンフラベート軟膏を試したことはないのですが、同じ成分を配合したは皮膚科で処方してもらったことがあります。
初めて処方してもらったステロイドだったのですが、最初の2日間は炎症が引くのが分かりました。しかしその後には症状が戻ってしまい効くことはありません。
ステロイドは合う合わないがあるので、なかなか難しいですね。それ以降はステロイドや抗生物質を試してみも私の場合には効かなかったです。
ちなみにステロイドが効かなかった私も今は治すことができました。そのニキビの完治法はこちら↓
アンフラベート軟膏の副作用について
アンフラベート軟膏はステロイドを配合しているため副作用が生じる可能性が高いです。特に皮膚の刺激感、かぶれ、かゆみ、発疹、発赤などの症状を引き起こす場合があります。
最初はどうしても刺激感を感じてしまうので、数日は使い続けましょう。それでも副作用が起こる場合には使用を控えましょう。
またステロイドを長期的に使用することで、ステロイドに耐えられず皮膚萎縮を引き起こしてしまいます。皮膚委縮は肌のシワ、シミ、静脈が浮き出る、顔が青白くなるという症状が起きます。
アンフラベート軟膏でニキビを治す場合には長くとも2か月までにするようにしましょう。
アンフラベート軟膏の使い方について
アンフラベート軟膏でニキビを治す場合の使い方についてですが
①1日2回洗顔後に塗るようにします。また化粧水や保湿クリームを使うのであれば、薬を塗る前に使用しましょう。
体のニキビに使用する場合には1日1回入浴後に塗るようにします。
②少量を手にとって、ニキビ部分にのみ塗るようにします。
③1か月は最低でも使用するようにして、効果がなければ使用を控えましょう。
④また効果があったとしても2か月以上は使用しないでください。
以上がアンフラベート軟膏のニキビへの使い方となります。詳しい使い方は医師から説明があるのでしっかりと聞くようにしてください。
またこのアンフラベート軟膏はアンテベート軟膏という軟膏のジェネリック(後発品)となっています。
会社:鳥居薬品株式会社
成分:ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル
薬価:1g=31.90円
用法用量:1日2回洗顔後にニキビ部分に塗るようにする
そのため皮膚科ではアンテベート軟膏の方がよく処方されます。しかしアンフラベート軟膏と効き目は同じなので心配しないでください。
皮膚科のステロイド軟膏の中でもトップクラスの効き目なので、期待が持てます!
ということでアンフラベート軟膏とニキビについてでした