ロアキュタンのニキビ跡への効果と副作用、飲み方!
ロアキュタンは欧米では20年以上前から取り扱われているニキビ治療の飲み薬です。ロアキュタンの中身は白い錠剤となっています。
ロアキュタンは厚生労働省から認可されていないので、皮膚科では扱っていません。しかしネット通販で購入することができます。しかし30錠(1か月分)で15000円ととても高額となっています。
このロアキュタンを服用することで特に男性や脂性肌の方のニキビに対して劇的な効果があるとされています。その分、副作用もあるので注意しなければいけません。
ここではロアキュタンのニキビ跡への効果と副作用、飲み方についてお伝えしたいと思います。
ロアキュタンのニキビ跡への効果について
ロアキュタンには有効成分としてビタミンAの一種であるイソトレチノインが配合されています。このイソトレチノインを摂取することでニキビに対して3つの働きを促していきます。
①殺菌作用
このイソトレチノインは殺菌作用があり、ニキビの元であるアクネ菌を死滅させます。これによって根本的にニキビが治っていきます。
飲み薬なので、ニキビ用の塗り薬では殺菌できない、皮膚の奥のアクネ菌も殺菌することが可能となっています。
②抗炎症作用
またイソトレチノインは抗炎症作用があり、ニキビ跡の赤みや炎症ニキビを鎮めることが可能となります。
③皮脂分泌抑制作用
そしてイソトレチノインの最大の効果は皮脂分泌を抑制させる働きがあることです。
過剰に出た皮脂はアクネ菌のエサとなり、ニキビの原因となります。なので脂性肌や思春期の男性はニキビができやすくなってしまうのです。
しかしロアキュタンを服用することによって皮脂分泌の抑制作用によって、顔の脂性肌が治まっていき、ニキビも予防改善されていきます。
以上のようにロアキュタンはニキビに対して効果があるとされます。皮脂分泌の抑制によって毛穴の詰まりや初期ニキビに対しても効いていきます。
ロアキュタンのニキビへの効き目について
ロアキュタンを服用することによってどれくらいでニキビに効くのかというと
・皮脂分泌は服用からおよそ2~4週間で、落ち着いていきます。
・ニキビ跡や重症化した赤ニキビに対してはおよそ8週間服用することによって改善されていきます。
・また5か月間服用することによって、それ以後3年間、ニキビができないという研究結果もあります。
以上のようにロアキュタンはニキビに対して効いていきます。ただし飲み始めたら2か月は飲み続けるようにしていきます。
ロアキュタンの副作用について
ただしロアキュタンは効き目が強い反面、様々な副作用の症状が出るとされるので注意してください。
自律神経系:眠気倦、怠感、吐き気、だるさ、頭痛
器官系:視覚障害、聴力障害
胃腸系:血便、下痢
皮膚系:肌の刺激感、肌荒れ、発赤、発疹
以上のような副作用が出る場合があります。もし強い副作用が出たらロアキュタンの服用は控えましょう。
また紫外線に弱くなるため、ロアキュタンによる治療中は紫外線対策をしましょう。それから妊娠中や授乳中の方は控えるようにしなければいけません。
ロアキュタンのニキビ跡への飲み方について
ロアキュタンでニキビを治す場合の飲み方についてですが、
①ロアキュタンでニキビ治療を受ける場合には最低でも2~6か月服用するようにしていきます。長期的なニキビの再発を予防する場合には6か月服用します。
②服用する際には1日1回(1回1錠)決まった時間に服用するようにしていきます。
③また余裕があればニキビ用の塗り薬も朝と夜の洗顔後に併用するようにしていきましょう。
④とりあえず2か月は様子を見るようにして、ニキビが改善が見られない場合には服用は控えましょう。
⑤効果があれば服用は続けるようにして、最大でも6か月は飲み続けるようにしましょう。
以上が基本的なロアキュタンの飲み方となります。しかし症状によって用法用量は変わるので、できれば皮膚科で処方してもらうことをおすすめします。
ロアキュタンは重症ニキビにはとても効果的ですが、それに伴って副作用もありますので注意してください。
ということでロアキュタンのニキビ跡への効果と副作用、飲み方についてでした